バンダを意識するとポーズが変わる

バンダ(babdh)とはサンスクリット語で「持続する」、「締め付ける」、「固定する」の意味です。バンダは身体の中に存在するプラーナを動かすエネルギーです。

バンダは身体のどこにある?主要なバンダは3つあります。

  • ムーラバンダ:会陰部の骨盤底筋にあるバンダです。肛門を収縮して骨盤底を引き上げると、このバンダは感じやすいです。
  • ウッディヤナバンダ:横隔膜にあるバンダです。腹部を背後に引き込みながら、へそを上にあげると感じやすいです。
  • ジャーランダラバンダ:喉のバンダです。一時的に呼吸を止めるときに使います。喉を収縮して、あごを引くと感じやすいです。

これらのバンダを使って(締めて)ポーズを行うことで、筋力を向上させ、正しい姿勢を定着させる効果が期待できます。また、呼吸とポーズが深まり、瞑想の質を高めることにもつながります。バンダを意識することにより、ポーズの質が変わります。

 

◆3つのバンダを同時に感じられるポーズ

 アドムカシュヴァ―サナ(ダウンドッグ)