骨活には食事とヨガが有効

女性はホルモン治療や閉経後に女性ホルモンが少なくなることで、骨からカルシウムが抜け落ち、骨粗しょう症になりやすくなります。
この骨粗しょう症の予防や骨活には、食事と運動が大切です。

骨の構成成分はカルシウムだけではありません。カルシウムとミネラル成分による「骨密度」が硬さを、コラーゲンによる「骨質」がしなやかさをつくり出しています。骨を鉄筋コンクリートの建物に例えると、骨組みとなる鉄筋がコラーゲンで、コンクリートがカルシウムやミネラルです。弾力のあるコラーゲンが組織を張り巡らせたところに、カルシウムなどがくっついて骨を形成しています。
そのため栄養素はカルシウムもあわせてコラーゲン摂取も心掛けましょう。

また、骨は負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になり、強くなる性質がありますので、毎日の運動が大事です。
どんなに栄養素を補っても、運動しないことには骨がサボってしまい強くなりません。
長期間、無重力状態で生活する宇宙飛行士は、骨粗しょう症のリスクが高くなることはよく知られていますね。

骨活は柔軟性を高めることも重要です。ヨガは筋膜や腱を十分に伸ばしていくので、骨活に有効です。

女性ホルモンが乱れ始める更年期から、カルシウムやコラーゲンをしっかり摂り、ヨガなどで毎日体を動かして丈夫な骨を手に入れましょう。