ダイエットの停滞期はなぜ?
ダイエット中に経験する停滞期はとてもつらい時期ではありますが、実は順調なダイエットの証しとも言える体の自然な現象です。
ダイエット中に停滞期が起こるのは、人間の体に備わった危機管理システム、「ホメオスタシス機能」によって調整されるからです。
ホメオスタシス(恒常性)とは、体の外から受ける環境や内部の変化にかかわらず、体の状態(体温・血糖・免疫など)を一定に保つことを言います。
エネルギーの吸収や消費などもホメオスタシス機能により調整されます。
ダイエットをはじめた最初は体重が落ちやすい「減少期」から、ある時点でホメオスタシス機能が働き、食事からのエネルギーの吸収率が高まっていきます。
また、エネルギー消費も低く抑えられ、省エネモードに切り替わると「停滞期」になります。
しかし、一定期間同じ状態が続くとホメオスタシス機能は、働きを終えたと認識し、省エネモードを解除します。
また、停滞期は極端な食事制限や激しい運動、無理なダイエットは避け、1ヶ月で体重の減少を5%以内に抑えると、ホメオスタシス機能の働きを最小限にとどめることができるそうです。
停滞期を乗り越えるにはバランス良い食生活と運動習慣を継続し、体重を減らすことより、維持することを目標にして続けると再度減少期が訪れます。
ダイエット中の停滞期をしっかり理解して、コツコツと継続的取り込むことがダイエットを成功に導きます。