自律神経を整える(季節の変わり目)~ 日常ヨガのおすすめ~

9月に入ると、少しずつ朝晩と日中との寒暖差が大きくなってきます。また、気圧の変化も激しくなるこの季節は外的な変化が私たちの体内リズムに影響を与え、特に「自律神経」が乱れやすくなります。

自律神経とは、呼吸や心拍、体温、消化、ホルモンバランスなど、私たちが意識せずとも働いてくれている身体の司令塔のようなもののバランスが崩れると、次のような不調があらわれることがあるようです。
・疲れがとれにくい
・朝起きるのがつらい
・気分が落ち込みやすい
・頭痛やめまい、肩こり
・寝つきが悪い、眠りが浅い

こうした不調は「なんとなく」の違和感として現れます。

◆朝と夜の時間にヨガで整える

ヨガは、自律神経のバランスをやさしく整えるのにとても効果的です。
朝と夜のほんの数分でもヨガを取り入れることで、心と体をリセットするサポートになります。

◇朝は「1日のスタートを軽やかに」
朝目覚めたら、まずは大きく背伸びをして、ゆっくり深呼吸をし、ベッドの上でもできる「キャット&カウポーズ(猫と牛のポーズ)」で、背骨をやさしく動かすところから始めてみましょう。
・ 呼吸を整える → 自律神経が交感神経モードにスムーズに切り替わる
・身体を軽く動かす → 血流がよくなり、頭もすっきり目覚めやすくなる

◇夜は「副交感神経を高めて深い眠りへ」
夜は、リラックスモードへと切り替えていく時間帯です。
スマホやテレビから少し離れて、ヨガマットやベッドの上で、自分の呼吸に意識を向ける時間をとってみましょう。
・ アロマやお香を使った呼吸法→ ラベンダーやサンダルウッドなど、リラックス効果のある香りとともに呼吸を感じることで、副交感神経が優位になり、自然と心と体が眠りの準備を始めます。
呼吸を深めながら身体をゆるめていくことで、1日の疲れやストレスもゆっくりと手放していくことができます。

今年の夏は長く、暑さがなかなか収まりませんが、それでも少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。

ヨガは、そんな「変わり目」をやさしく支えてくれます。自分と向き合う静かな時間をつくることで、心と体が整っていくのを感じられるはずです。

今の自分にやさしく寄り添いながら、秋の深まりとともに、穏やかな毎日を過ごしていきましょう。