~セルフコンパッション~「慈悲の瞑想」の実践方法

以前のブログでもお伝えしましたが、今回はセルフコンパッション(自分への思いやり)の実践法の一つとして「慈悲の瞑想」をご紹介します。

セルフコンパッションは 自分にやさしさを向けることです。そうすることで脳が「安心モード」に切り替わり、不安や抑うつ感が和らぎ、心が穏やかになります。興味深いことに、他者へ思いやりを向ける時と同じ脳の反応が、自分に優しくするときにも起こるそうです。

◆ 慈悲の瞑想とは?

慈悲の瞑想(Loving Kindness/メッタ・メディテーション)は、自分や他者に対して「幸せでありますように」といった慈悲のフレーズを静かに唱えながら、穏やかな心を育む瞑想です。

特徴は、まずは「自分」に焦点を当て、その後「大切な人」そして「生きとし生けるもの」へと願いを広げていくところにあります。

◆ 実践ステップ

  1. 準備
    • 静かな場所で楽な姿勢に座り、目を閉じて深呼吸をします。
    • 自分の呼吸や体に意識を向け、内側を整えます。
  2. 慈悲のフレーズを唱える(まずは自分自身に向けて)
    • 「私が幸せでありますように」
    • 「私が健康でありますように」
    • 「私が苦しみから解放されますように」
    • 「私の願いが叶えられますように」

これらのフレーズは、私がレッスンでもよく使っている言葉です。

◆ 日常に取り入れるコツ

慈悲の瞑想は、難しくなく、どこでもできる「自分への贈り物」です。
たとえ1分でも、静かに心を整える時間を持つことで、自分への優しさが少しずつ育まれます。

「私が幸せでありますように」と心の中で唱えるところから、気軽に始めてみてくださいね。