ヨガの土台を整え、インナーマッスルを目覚めさせる

~足裏・坐骨から生まれる安定感について~

ヨガでは、ポーズの形だけではなく「どこで身体を支えているか」がとても大切です。
その支えとなる接地面は立位では「足裏」、座位では「坐骨」が身体の土台になります。

この土台が安定することで、身体の深層部にある“インナーマッスル”も自然と働きやすくなります。

◆足裏を意識すると身体の軸が整う

立位のポーズでは、足裏全体で床をしっかり感じることが大切です。

特に、親指の付け根、小指の付け根、かかと。この3点で均等に支える意識を持つことで、身体の重心が安定しやすくなります。

土台が安定すると、表面の筋肉だけで頑張るのではなく、身体の奥にある*インナーマッスルが自然に働き始めます。

インナーマッスルは、姿勢を支えたり、関節を安定させたりする大切な筋肉ですが、無理に力を入れるのではなく、“正しく立つ”ことで自然に目覚めていきます。

◆坐骨を感じることで体幹が使いやすくなる

座位では、左右の坐骨を均等に感じながら座ることがポイントです。坐骨が安定すると、骨盤が整いやすくなり、背骨も自然に伸びやすくなり、お腹まわりや骨盤底筋などのインナーマッスルも働くことで、呼吸も深まります。

逆に、土台が不安定なままだと、肩や首に余計な力が入りやすくなり、身体が疲れやすくなることもあります。

「頑張る」のではなく「安定させる」ことを意識してみてください。

インナーマッスルというと、「鍛える」「力を入れる」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、ヨガではまず土台を安定させることが大切です。

まずは「今、自分はどこで身体を支えているのか」を感じてみてください。

土台を整えることは、身体だけでなく心の安定にもつながっていきます。

*インナーマッスルとは、身体の深い部分にある筋肉(腹横筋、多裂筋、骨盤底筋、横隔膜)のこと。骨や関節を支え、姿勢を安定させる役割。